昨日は友達に誘ってもらい、深澤直人さんの講演を聞きにいってきました。
(またですが、僕は深澤直人さん好きです。)
内容は、深澤さんとElisa Astori(driade社の企画責任者。driade社はAstori家がやっているそうです。)のそれぞれによる、デザインへのアプローチというものでした。
driade社はイタリアの会社で大手家具メーカーで、日本人のデザイナーとも色んな家具をつくっています。青山にda driadeというお店があります。
で、Elisa Astoriさんはデザインへのアプローチという題名ながらも、driadeのものづくりに対する姿勢などといった会社説明的な説明がほとんどな感じでした。あの規模でその信念を貫ける家具メーカーというのは、やはり貴重だなと思いましたよ。
ただ同時通訳を通して聞いていたのですが、下手に英語を聞こうとすると、直前に聞いた内容を忘れてしまって疲れました(苦笑)
で、深澤さんの話は、driade社のためにつくった新作「ishi」と「muku」のプレゼンと、その成り立ちでdriade社とどう関わったか、また深澤さんがデザインするときのことなど、盛りだくさんな内容でした。
深澤さんの話は初めて聞いたのですが、話を通してとても真面目な人なんだなと思いました。真面目とは違うかも、真摯というか、事態を直視しているというか。今日の講演では、Elisa Astoriさんの時間が予定より長くなってしまったんじゃないかと思うんですが、講演用に用意した資料の量と比べると話はとても短かったように思います。時間が限られていたのが惜しまれました。
そして、他人が笑っていられるように考える事が好きなんだとも思いました。
この話を聞いていて機能と形態について少し思ったのですが、あまりにも長くなりそうなので、後日改めます。
ishiは丸い大きな固めの白いソファで、まさに石。外側は革張りでした。
川原に「そこにあるとどうしても拾ってしまう」石を拾いに行ったという話をしていて、友達と川に石拾いに行こうと言っていたのを思い出しました。森に枝拾いも楽しそうです。なので、必ず時間を見つけて行こうと思います。
mukuはダイニングテーブルから始まる一連の家具シリーズでした。
人間が建築物の構造体として鉄柱が内包されているという、普段は意識しないが知っている認識を家具の要素として盛り込んでいました。また、構造として危うい形状を安全な構造でつくるということもやっていました。
その二つに関するdriadeとのやりとりの話をしていたのですが、コンセプトを説明する事や詳しい図面を用意することの前に、ぱっとみてわかる強いイメージ(この二つでは写真でした)を使って、そのプロジェクトに関するお互いの認識をはかるというやり方をしていました。(このイメージにちゃんと名前があったんですが、なんて言っていたか忘れました。)
これ、一見簡単そうなことですが相当強いイメージが無いとぶれて誤解が生まれそうですよね。mukuのイメージは、どこにでもあるようなコインパーキングの鉄柱が曲がった写真でしたが、そのイメージを持って来れるところが素敵だなと思いました。
講演の後はda driadeでレセプションパーティが行われ、美味しいおつまみとワインが振る舞われました。おつまみは本当に美味しくてちょっと驚きました。深澤さんも陽気に酔っぱらっていたようです。