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貧すれば鈍する

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貧すれば鈍する。‬

‪誰の言葉かはわからないが、言葉の成り立ちを想像すると一般的に使われている意味と全然違う、なかなかすごい言葉だと思う。この貧をお金が無い、もしくはそれに類することだと思っている人は鈍しているっていう謎の試練を含んでいる。貧しさは心の問題で、社会での成功度合いは関係無い。「貧すれば鈍するだね」と言っている人を見れば分かる。よくよく想像すれば分かる。鈍くない人はこんなことをわざわざ言わないものだ。この言葉を思いついた人は実に頭が良い。鈍した人の発見機である。‬

‪◆‬

‪少しむかし、日本語の体は體だった。肉體の意味が体であるところから、體とは骨が集まって形を成している存在、と思えた。そういう次第で、具体という言葉の意味は表層に限らずその内側にある骨格も含めた詳しさを指すことになる。具体・抽象を要因・結果みたいに扱うのはつまらない。以前気付かされた「‬認識できているかどうか、知覚できているかどうかで考えると、日常耳にするような多くの抽象と具体は逆転する。」を思い出した。

https://youtu.be/bvyRyesnKE4?t=596

‪希望を持たないことをひけらかしている。‬
‪ものの見方が浅い。
人間に対する共感が薄い。物事が機械的である。‬‬
‪安く作ってある。美しくない。‬‬
‪子どもをエサにビジネスをしようとする力が強過ぎる。‬‬
‪子どもたちが現実を知る時間をアニメーションが
ゲームが奪っている。‬‬

‪とても共感できた。そのこととは別に、いやそれを踏まえてかもしれないが、宮崎駿さんはこの一連の出来事で得た手応えを、今どう思っているんだろうかとても興味がある。‬

‪ミステリー小説は犯罪を助長したか。した。‬‬
ホラー映画は犯罪を助長したか。した。‬
残虐なストーリーの漫画は犯罪を助長したか。した。
創作アニメは犯罪を助長したか。した。

それぞれに相関関係はあるとみるのは間違っていない。が、それを要因とできるほど深刻で確実な相関性はいずれにも無い。常識で考えてわかることをわざわざひねってこじつける人の頭が悪いのだ。こういう人はマスコミに限らずアカデミックな人にも多いし、ポリティカルックな人にも多い。このこじつけは倫理がおかしいための行動だ。何でもアリではないことを充分に知ろうと思う志向性が必要で、それを問題視することが先決である。言論も表現も自由であるが、自由は何でもアリを示唆していない。

文学の中の世界を外に持ち出すと血生臭いというか外に出す必要あるの?と思う。文学の、なんていうと語弊が大きいが、ここでの狭義な文学とは生に根ざした言葉の連なりではない書物の総称のこと。それが小説に重きを置いてお金の呪縛から逃れることを諦めた文学という学問であるという僕の独断。

‪村八分という言葉。これを聞いて、田舎社会での除け者や差別を思い浮かべたり、そこから噂話体質や過干渉などを連想したりする人がいる。過疎地に限らないが、人の出入りが激しい場所ではないために流れ上、立場や財産に上下ができる。だが、社会性の優劣や経済状況が違っていても、村の一員である以上は村八分まで(火事と葬式は手伝う)、それ以上の無視は集落の損失に繋がることを共通認識にしていた。燃え広がることも疫病のはじまりも村全体の問題だからとも言えそうだ。‬

‪ところが、今ではある範囲のご近所付き合いであっても完全無視がまかり通っている。ここら辺を考えるとき、村八分が存在する地域の社会的な責任感はとても強いものだなと思うし、部分的にみれば関係性の改善する余地を残している。つまり村八分とは悪者・弱者側からみれば有難いもので優しさの現れた言葉なのだ。それを何を履き違えたのか、新しい人が馴染めないで追い出される偏屈な地域、それが田舎であり、田舎に入ると村八分にされるかもしれないという恐怖だけが言葉とともに取り沙汰されてしまっている。‬

極端に言うと、村八分という言葉に対し田舎のことだと思い込み、さらには仲間外れにされる恐怖だけにフォーカスし、田舎を評価している節がある。こんなとんでもない評価を見過ごしているとおかしなことになるし、本当に仲間はずれにされたとき、どこを反省するか、何を改善しようと思うか、こういうことが頓珍漢なことになってしまう。

また、こういう認識が広がりすぎて、田舎の人たち自身もそういう意識を強くもってしまって、警戒している新入りをはじめから強く警戒するような人も少なくない。町内会長や区長などがこういう毒され方をしていると、その人が変わらない限り新しい人が根付くのはとても難しい。都市発展に伴い過疎のまま人が減り村が消えていくのは後々大きな問題になる。難しいのだが、自分勝手をされるリスクを背負ってでも新しい人を迎え工夫していくしかないだろうと思う。

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