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木ゝ 〇一

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3ヶ月くらい前、木で木をつくろうと思いました。

毎日少しずつ 朝のラジオ体操のように繰り返し 製材された木の直方体を思うまま もくもくと 削り続けました。

経緯を書くと、まず木を買って、しばらくして切り出し小刀を買い、またしばらくして彫刻刀を買い、またまたしばらくしてからようやく何をつくるかが決まりました。

まず木を買って、に至るまでのことも色々あるのですが、一番古いところを言えば、僕が幼稚園に行く前。うちに納屋を建てるため大工さんが通っていました。そのとき、木の端材をもらい、マイナスドライバーを石で打ち、大工さんの真似をしていました。

途中は長いのでごっそり端折りまして、一番近いところ(今の気持ち)から言うと、電気からできるだけ離れたところ、僕エネルギーで成り立てるところで、今の僕ができる表現でありたい、と思いました。

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削っている最中には、色んなことを思いました。この小刀はどうやって作られてるのだろうか、とか。この栗の木は製材されるまでに、植えられ、生き、育ち、倒され、運ばれ、乾燥させられ、運ばれ、切られ、運ばれ、運ばれ、値札を貼られ、棚に置かれ、僕の手に渡ったのだろう、とか。栗の実ってやっぱり栗の木に似てるんだな、とか。僕の手は随分固くなってしまっているな、とか。いろいろと。

電気無くして、僕はこの木を持てなかった。でも、それでも、そこからやれることをやってみたかったのです。本当を言うと、昔話で和尚さんがやるような、水で石を削るようなものをつくりたかった。もう少し詳しく言えば、なでて形をつくるようなものをつくりたかった。でも、今の僕にできることではないと思った。さらに、今の僕に必要なのは、決めることだとも思いました。なので、やることを決め、形をつくろうとやってみた、という次第です。

これは僕にとって、とても大きな発見でした。これは、続けてやっていきたいと思いました。

これから色んな形をつくっていくことが楽しみです。

この話は、また違う形でも広げていく予定なので、またの機会にご紹介したいと思います。

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