瓦と屋根
今回は屋根について考えてみました。オチは特にありませんが、少しまとめました。
住宅の屋根には色々な材料が使われています。住宅で多いのは瓦や金属を葺いたものです。地方によって傾向がありそうですが、人口の割合から、日本では瓦葺きが多いのかなと思います。本瓦葺きは荘厳な印象があってすごいとは思うのですが、特に住宅で言えば、僕は茅葺きや板葺きの方がなんか好きですね。
その日本古来の様式である、茅葺き、藁葺き、板葺きもまだまだちゃんと残っています。ただ、経済的に維持するのがすごく大変という話を聞いたことがあります。3年ほどで葺き替えるとか、確かにそれは大変そうです。
雨を避けるための工夫である屋根は、土着の文化もありますし、地方ごとに色んな発展をしています。たまたま行った山梨では、兜づくりという茅葺きの屋根がありました。これは、生活にあわせた変化を持っている形で、従来の茅葺きよりも大きな屋根になっていて、屋根の中に2〜4層の空間を持っています。風通しが良かったり、季節にあわせた室温調整もできるそうです。ただ、茅葺き自体のコストが高すぎたため、茅葺きが朽ちない工夫として、トタンなどの板を上から覆いかぶせてあるのが写真に写っている家屋の屋根です。
長い期間、雨が入ってこないようにする工夫は、とても難しいことです。雨は上から下に降るものですが、細かく見ると、水が色々な方向から吹き込んできたり流れてきたりと、そのすべてに対応する必要があります。瓦にしろ茅にしろ、結構細かいものをたくさん集めて、促す方向というか流れをつくっているように感じます。伝統的な技術ですから相当に優秀なものだと思いますが、違う方向でも考えられそうだし、同じような方向で考えるとしても、屋根の工夫はまだ考えられんじゃないかと思いました。
