ジャンプスクエア / Jump SQ (Japanese Comic)

THIS ARTICLE IN ENGLISH

jsq.jpg

2007年に、ジャンプSQという月刊漫画誌の創刊広告のWEBサイトをお手伝いさせて頂きました。(今のWEBサイトについては、関わっていません。)僕はFlashの仕組みの基幹部や、色んな方がつくられた漫画のアニメーションなどを頂き、まとめ仕上げる部分などを担当しました。
その広告が、東京インタラクティブ・アド・アワードのインテグレーテッド・キャンペーン部門で金賞をいただきました!

第6回TIAA 結果一覧
ジャンプスクエア「検索しないで」キャンペーン 概要

関係者の皆様、おめでとうございます。このプロジェクトに参加できたこと、2週間で400万PVものアクセスがあったこと、とても嬉しく思います。
YOZAさんロンチさん、見てくださった皆さん、ありがとうございました!

adusr

THIS ARTICLE IN ENGLISH

adusr.jpg

3年ぐらい前から、ずーっと考えてる企画があるんですが、どうにも形になりません。いや、形にならないというより、どういう団体・機関がやれば良いのかがわからないって感じです。規模的に僕個人じゃどうにもならなそうだし。なので、とりあえず書いてみようと思います。

インターネットが信頼を得られるよう、どうやって、インターネットを通して世の中に影響を生めば良いのかと考えていました。そこで思い付いたのが「adusr」です。IT業界の専門用語で同じ綴りの言葉があるのですが、僕が思い付いたのは、ad(広告)とuser(みんな)です。

ある人たちが何かを思いついたとします。でも、思っているだけではそれは実現しません。お金があれば叶えられることもありますし、人脈があれば影響を及ぼすこともできますが、そうじゃない人が実現するには結構な壁があるのです。でも、何かに対して同じようなことを考えている人って結構いるんじゃないかと思います。なので、そういう思いたちを広告してはどうかと思ったのです。今や、広告と言えば、企業や団体のもの、つまり作り手のものとなっていますが、使い手のものとして広告を使ってはどうかと思ったのです。広告をみんなのものに。です。

例えば、新聞や雑誌、テレビや看板など、今までの広告はやはり使い手の人が使うものとしては不適切でした。広告したところで、その広告により得られる効果が多額な予算と釣り合わないと想像できてしまうことは、不適切である大きな原因の一つでしょう。なので、adusrというWEBサイトをつくり、そこを通してある意見の賛同者を募り、さらに広告を使いそれを広げて、社会に影響を及ぼそうという企画です。

まず、adusrのWEBサイトで意見を募ります。意見を出したい人は、一口500円とかのお金をadusrに支払います。その集まったお金でインターネット上の広告枠(YahooやMSNなど)を買い、意見を世の中に発信します。その広告枠からadusr内の意見が集まったページにアクセスを促し、さらに意見をまとめあげ、意見を実現していきます。大まかにはこんな感じです。adusrにより、今までの広告に比べれば安価に自分の意見を出すことができますし、意見が集まったページから、個々の意見者のブログへアクセスできたりするのも良いと思います。

この企画は、進めれば進める程、いくつもの大きな問題(お金のことや個人情報のことや企業とのことや・・・)に直面しそうですが、もし実現すれば面白そうだなぁと思います。Yahooがやっても良い気がしますが、ちょっとえこひいきしてる印象が生まれそうなので、やっぱり独立して新しい団体がやるべきだなと思います。でも、バッシングすごそう(苦笑)。企業の悪口を集めるっていう面もありますからね。公の機関の方が良いかもしれませんね。

ロゴをつくったときに考えていたのは、赤十字が病院の象徴としてあるように、黒十字が価値観の救いどころの象徴みたいになると良いなと思った次第です。黒くても怖い印象にはしたくないなって思いました。ちょろっとはみでてるのは、安直ですがメジャー(測るもの)を意識しました。ちなみに、このロゴは、以前お伝えしたlogo a lotという本に掲載して頂きました。

ウェブデザインについて / About Web Design

THIS ARTICLE IN ENGLISH

昨年、ウェブデザインについて、ある方から意見を求められたので、考えてみました。

ウェブは、今や僕らの生活に深く関わっていると言えます。世界中の最新ニュース、天気、地図、交通情報、買い物、日記、知人との交流、とにかく色んな事ができるようになりました。買い物については、ものを探す新しい視点を与えてくれた上に、僕らは随分楽に買い物ができるようになり、知人との交流については、今までに無かったインターネットを経由した新たな出会いも生まれるようになりました。
しかし、ほとんどの部分では、情報を閲覧する場所を焼き直したにすぎないと言えます。まあ、確かに早いし広いし多いのですが、それでも「俺は新聞でいい」って言う人がたくさんいることが想像できます。結局、焼き直しを脱するには、信頼性を伴った全く新しい使われ方が大切なのだと思います。ただ、ウェブが信頼を得るには大きな壁があります。ウェブはパソコンを出る事ができないのです。パソコンを触らない、ウェブを信頼していない人たちに直接語りかける事ができないのです。

その信頼をしていない人たちにとって、ウェブが信じるに足るものになるために必要なことを考えました。まず日常において、信頼性の高い情報とは何かを挙げてみます。
1. 自分がある情報を得ようと思い、期待通りの情報を得た時の情報
2. 信頼に足る人物から手段は問わず得た情報
3. 信頼に足る団体(企業や公的機関)から紙面及び口頭で得た情報
4. 自分の目の前で、多くの人が信頼している、と見える情報
5. 対価が必要な情報
ウェブというひとつの塊が、こういうポイントを新たにつくれたとき、ウェブは信頼を得ていけると考えます。重ねて書きますが、ウェブは信頼を得られていません。人の目に直接触れる影響力をまだ持っていないことが一番大きな理由だと考えます。ウェブを通して、社会や人に働きかける仕組みがもっと必要です。昨今のウェブ上に作られているコンテンツは、そういう意識の強く表れたものもたくさんありますが、人が情報を得るまでの流れを含めた、大きな意味でのインターフェイスが従来のものではなく、全く違うものになる必要があると僕は考えます。全体として、パソコンから出てくるのか、パソコンに呼び込むのかは、どちらが良いとも言えませんが、双方から歩み寄ったあたりに何かあるような気がします。

どういう形になるにせよ、ウェブデザインでより意識するべきだと思うのは、「人生の中で丁寧さを失いすぎてはいけない」ということです。あまりに膨大な情報を扱うことによる予期できない事態や、データやパソコンの持つ半永久的な無変化に、人々が日常の中で触れるとき、人々は本来持っている丁寧さを失っていると僕は感じています。だから、ユーザーの目に入る範囲では、丁寧さを失わせない情報構成や仕組み、ユーザーインターフェイスをつくっていく必要があると考えます。
少し抽象的な話になっているので、一例を挙げておきます。行き慣れた図書館を思い浮かべてください。自分が見たい本を探す過程で、何十冊もの本を取り出し探したとします。見つけた後でも、見つからなくても、取り出した本をもとあった所に戻しますよね。これは、目的の種類は問わず、みんなが持つ丁寧さが招く結果です。利便性を追求して得る何かよりも、この丁寧さを多くの人と共有することの方が、僕たちの人生にとってはとても大切なことだと僕は考えます。

TDC DAY 2008

THIS ARTICLE IN ENGLISH

TDC DAY 2008という東京TDCで受賞した人たちの講演会に行ってきました。それぞれの作品は素敵なものばかりでした。お話を聞いていて、思ったことを書き留めておきます。

フェルナンド・デ・メーリョ・ヴァルガス
Fridaというフォントをつくった人です。
書きやすい文字から印刷しやすい文字に変わってきている。印刷された文字は書かれたものではない。とすると、セリフの機能としては、文章に抑揚をつけ読みやすくするというのが一般的な解釈だが、実は書く過程でできただけで、慣れているから読みやすいと感じるというだけなのかもしれない。もちろん慣れているということは大切なのだけど、本当の「読みやすい」って、「読みやすいフォント」ってなんだろう。読み手の期待が表れていると読みやすいんだろうなぁ。でも、文字の意味を超えている気もする。

ボリス・シュヴェージンガー
「Formulate gastalten」という本を執筆してデザインした人です。誰かが記入するための、フォーム(例えば申込書とか)に関する本です。
フォームの存在意義って、宣言したり意志を表したり明らかにするためのものだと思う。でも今の社会ではちょっと揺れている気がした。方向は二つあって、一つは、単に名前や年齢といった情報の持つ重みが変わってきていて、重みが変わったことに依る制約が多く出てきている。そのため、色々な手段(インターネットとか、ICカードとか)をもって、フォームはどんどんシンプルになっていくのか。それとも、情報が膨れ複雑になっている社会と同様に、フォームも複雑になっていくのか。

中島英樹有限会社字游工房(鳥海修)/祖父江慎
中島さんは「CLEAR in the FOG」、鳥海さんは「游書体」とつくっている人たちです。祖父江さんは装丁とかしてる人。ゲストでした。
読む人と装丁する人は、使い手と作り手。装丁する人と書体をつくる人も、使い手と作り手。それぞれの間にある意志って、きっと違うものだと思う。

ジョナサン・ハリス
Whale Hunt」というWEBサイトをつくった人です。
WE FEEL FINE」について。その情報群そのものについて違和感を感じた。今のインターネット上にある、ピックアップできるデータが情報(真実といっても良いかも)だと確信できるのか。

その他の受賞者
チャオ・シウロンChao Sioleong、グアン・ユー Guang Yu( MEWE Design Alliance )、チェル・エクホルン+ジョン・フォース(Non-Format)、服部一成 Kazunari Hattori、北川一成 Issei Kitagawa、ゲスト:佐藤卓 Taku Sato