morld.jp

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最近、「あなたは、あなたのWEBサイトで何がしたいの?」と聞かれる機会が増えた気がします。その都度説明はするんですが、僕の行き当たりばったりプレゼンテーションでは、いまいち伝わっているか怪しい感じがします。前につらつら書いた記事も、古いので読まれにくいかなと思い、今日は、僕がmorld.jpで何を示したいのかを改めて書こうと思います。

morld.jpでは、インターネットの持つ「圧倒的な不特定多数の情報を集める能力」に着目し、その能力を意識したプロジェクトをやっています。
今、インターネットは、リアルタイム、双方向、ユビキタス、コミュニケーション、合理化などをキーワードに様々な形態で利用されています。しかし、人々にとってのインターネットは未だにあやふやなもので、仕事でどっぷり使っている人もいれば、まったく信頼していない人もいる、全く利用していない人もたくさんいるでしょう。
本来メディアとは、一つの本質的な驚くべき能力を持ち、それが受け入れられて行く過程で様々な利用形態が付加され、相乗効果をもって世界中に浸透していくものだと僕は考えています。今のインターネットは、本質的な能力が直視されること無く、付加されたもののみで構成されているように感じます。そのため、いつまでもあやふやなものと捉えられ、利用者の層がはっきりとわかれた使われ方をしているのだと思います。
もともとこの「圧倒的な不特定多数の情報を集める能力」は、「世界が繋がる」や「休まない店」といった形で様々なところで謳われていました。ですが、インフラの不整備や、人々(利用する側も提供する側も)が新しいものに慣れていない状態などが原因で、「結局そんな風には使えないじゃないか」という認識をもたれてしまった結果が今です。この状態のインターネットに対して、僕はその能力が存分に発揮されていないと感じます。そして今は、以前に問題のあったインフラや慣れも、ある程度はクリアされた状態にあると感じています。
そこで、この状態を抜け出しインターネットを新たなステップに押し進めるため、「圧倒的な不特定多数の情報を集める能力」に改めて着目して、インターネットを世の中にきちんと定着させたいと考えました。その第一歩としてのWEBサイトがこのmorldです。
このWEBサイトには、完全に僕の私的な意思・情報しかありません。しかし、例えば「人間の好きな色が知りたい」と思う気持ちに、インターネットは応えることが出来るということを世の中に提示することができれば、インターネットはその驚くべき能力を遺憾なく発揮しはじめて、世界に浸透していくのではないかと考えました。この提示するものとしては何らかの損得を含んだ情報ではなく、人間が今まで以上にまさにその人間を知ることができる状態を想像させることが必要で、これが今の世の中にインターネットを響かせていくことができるものだと考えました。
今後、この能力が発揮される状態を迎えることができれば、人は人のことをもっと知ることができるでしょう。今までの一般的な歴史という概念も変わってくるのではと考えています。また、個が過剰に主張される今の世に、家というものが形を変えて再び重視されるようになるかもしれません。
あと、なぜインターネットを定着させたいかに関して少し書きます。形はどうあれ浸透してしまったインターネットというものを今の形で存在させておくことは、人にとっては不利益なことが多いと感じています。今はまだまとまっていませんが、ある情報に対する信頼性の持ち方に起因する、僕らをとりまく様々な状況がそう感じさせているのだと思います。この中途半端な状態が加速している今、ある理論に基づいた思想は、思想を持った側からすると理論的で正当なのですが、僕はこれを見て本来的な意味を失った私的感覚で溢れていてるように感じ、その正当性を僕は受け入れることができません。

「君は、この世で唯一の存在だということをもっと自覚した方が良い。」

ドラえもんが夢の中で僕に言ったこの言葉を、僕は全ての人に考えてほしいと思っています。僕はこれを死ぬまで考え続けるのだと思います。僕は、この言葉を聞いて考えている誰かが想像する僕が、それを考えている状態を想像するとき、関連しているものたちが少しずつ僕の中に定着していっているように感じます。そしてその結果、それらに対して愛を感じるようになっている気がします。

最後に、2006年10月23日でのプロジェクト報告を書いておきます。

NH001 'Color' 参加人数549人
NH002 'Sky" 参加人数174人

今月に入って、合計で400人近く増えました。色々なところでリンクを貼って頂いたおかげです。ありがとうございます。

DesignChartsでは、今月のはじめにランクインして、19位→18位→11位と順調にあがってきました。もう少しあがると嬉しいな。

iBLOG™ではSOTW(Site of the week)に選ばれました。SOTM(Site of the month)というのもあって、その月のSOTWの中で一番VOTEされたサイトが選ばれるそうです。ユ、ユニクロのUSと並んでる・・・。

アクセス解析 / Analysis of Access to "morld"

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折角の機会なので、何となくなアクセス解析をしてみました。

■概要
今まで、僕のWEBサイトはすごく地味だったのに、シフトのカレンダーやら何やらで、すごい急激な伸び率です。最大で10000%ぐらい。もともとが地味すぎたのも急激な伸びに一役買っています。転送量は先月が1828386kByteだったのに比べ、今月はすでに4769226kByte。とか言いつつも、今回の波で1300人ぐらい。PVは20,278。ネット界的にはあんまりだよなと思ってみたり。PVは割と多くて嬉しいです。あと、プロジェクト参加人数が閲覧者全体の10%ほどいたことも嬉しかったです。50人に一人ぐらいかと思ってたから(笑)。あとは、外国からのアクセスがたくさん増えて、プロジェクト的に大発展。インターネットってすごいもんです。

■アクセスのあった国[65カ国, アクセス数順, Google Analytics]
Japan, Korea, United States, Brazil, Spain, France, United Kingdom, Germany, Italy, Taiwan, Mexico, Canada, Portugal, Malaysia, Argentina, Hong Kong, Netherlands, Singapore, Ukraine, Australia, Thailand, Russian Federation, Poland, Turkey, Colombia, Belgium, Chile, Switzerland, China, Bulgaria, Sweden, South Africa, Czech Republic, Denmark, Israel, India, Slovakia, Lithuania, Norway, Romania, Croatia, Egypt, Indonesia, Iran, Islamic Republic of, Hungary, United Arab Emirates, Slovenia, Venezuela, Finland, Costa Rica, Greece, Qatar, Ireland, Luxembourg, New Zealand, Macau, Peru, Guatemala, Nigeria, Philippines, Tunisia, Mauritius, Kuwait, Cote D'Ivoire, Belarus|

■トップページのリファラーランキング[2006.10.01 - 2006.10.09, Webalizer]
216 http://www.websitedesignawards.com/
178 http://www.shift.jp.org/
174 http://www.morld.jp/shift_2007.html
93 http://www.uailab.com/uailabnews/news.php
48 http://journal.morld.jp/
30 http://cpluv.com/
30 http://www.xpaider.com/
16 http://www.unouplus.com/
13 http://mixi.jp/
10 http://blog.livedoor.jp/cr_rika/
9 http://www.internetvibes.net/catalog/design/
5 http://dbcut.com/bbs/bbs.php
5 http://raku-gaki.com/
4 http://cafe.morld.jp/
2 http://del.icio.us/
1 http://funkbuilders.com/
1 http://inquietudes.blogsome.com/

ほとんどがWeb Design AwardsとShift。Web Design AwardsがShiftより多かったのは、やっぱりインターネットに関わっている人たち中心だからなのかな。inquietudes とunou+では、少しコメントしてもらっていて、こういうの嬉しいなぁと思いました。多謝。

■今後
まあ徐々に減少の傾向にあると思うのですが、ついさっき、Design Chartsというところにランクインしていました。morldは19位。順位があがると嬉しいのですけどね。あと、その他に応募してあるのが通れば、また増えると思うのですが、音沙汰がないので微妙なところです(苦笑)

リンクに感謝 / Thanks for links

2006.10.17
Recently, the access from China & Korea are increasing substantially. Thank you.
最近、中国と韓国からのアクセスがものすごい増えています。ありがとう。

SHIFT | 2007 CALENDAR COMPETITION

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shift_2007_2_web.jpg

まず自分の感じる気持ち良さにしたがって丸っぽいものをひとつ描きました。
そのまま気持ち良さに従い、気持ちの良い大きさや形を、気持ちの良い距離感で、
全体としての気持ち良さを感じながら次々と描きました。
そして、気持ちの良い始まりを忘れないよう、最後に印を付けました。
 
この気持ち良さは人生の至る所にあります。
僕はそれを感じられるよう生きている気がします。

ここで少し大きく観る事ができます


なんとも嬉しいことに、シフトが毎年やっているカレンダーコンペの2007年版に、僕の作品が選ばれました!

A4のカレンダーのひと月分が僕の作品になります。あと、A0のポスターにもなります。世界にディストリビュートされるそうなので、何か変に緊張です。10月の終わり頃から販売がはじまるそうです。12月には札幌のSOSOで1ヶ月間ほど展示もされるらしいので、これは是非見に行こうと思っています。

そして、さらに嬉しいことに、カレンダーでは表紙に選ばれました。もう言うこと無いです。選んで頂いて感謝です。恐縮です。
おかげで、僕の知り合いは店頭でこのポスターを探しやすくなったことと思います(笑)。

印刷はPRINT'EM。販売もここでやっています。もちろん、ここ以外でも売っていると思います。

せっかくなので、この作品について、ちょっと僕の心境を補足しておきます。
これは僕の根源的な部分を含んだ作品なので、 人に観てもらえる(観られる?)ことは、 怖くもあり面白くもありなものです。応募のときも最後まで出そうか出すまいか悩んでいました。今回、何らかの形で誰かの目に止まって、 そこからまた多くの人に観てもらえることは、 僕自身にとって、とても大きな意味があるような気がします。 こんなことは今までなかったですし。

色んな価値観が"値"として存在している今の世の中では、僕も含めみんなはその価値観を基準に行動をしていることが多いと思うんです。かといって、全ての行動の基準を"値"として明示できるのかと言うと、決してそんなことはなく、日常の至る所に説明のつかない"何か"が存在して、人間は生きていると思います。
ただ、今の世の中ではすこし"値"が重視され、"何か"は軽視されている感じを受ける機会が多い気がします。目に見える"値"を信じるのは当然だと思うのですが、"値"も"何か"も、僕らが生きていくためには必要なものだと僕は考えています。今回の僕の作品には僕の感じる"何か"がたくさん存在しています。この作品を通して、その"何か"を感じてもらえればそんな嬉しいことはないですし、"何か"があるのかどうかを考えるきっかけにでもなってもらえれば嬉しいなと思います。


最後に、クリエイティビティということについて最近思うことを少し書いてみます。下に書いてあることについて、僕は咀嚼し切れていませんし、僕がどんな状態なのかも明確にはわかっていません。でも、何となく感じるところがあるのですが、みなさん、どう思いますか?

今、僕はものをつくることに関わって生きています。僕は大学生の時、建築を学ぶ中でものをつくるときはコンセプトが大切なことだと知りました。コンセプトの大切さは、これからも僕の中では変わらないのだと思います。ただ、コンセプトの中にも前述の"値"と"何か"が存在していると思うのです。そして、社会全体が"値"を重視している流れは確実にものをつくる人たちにも影響している気がするのです。

"値"もしくは"何か"のどちらかに寄ってしまったものづくりの中に、クリエイティビティはあるのでしょうか。よくアーティストとデザイナーの違いなんて話がでてきますが、その話の中では、アーティストは"何か"を重視し、デザイナーは"値"を重視しているという定義で世の中を成り立たせているように聞こえます。そして、そんなアーティストorデザイナー論の中では、一方は一方を「自分とは違う。何て面白くないやつらだ。」と言っているように聞こえたりもします。宗教間の争いにも似ているような気がしますが、どちらもクリエイティブでありたいと思っているはずです。しかしクリエイティビティとは、どちらも踏まえた上でこそ発生するものなんじゃないかと僕は思います。

僕は"値"でも"何か"でも、踏まえることは捨てたくはないと思っています。何故捨てたくないかというと、どちらかを踏まえること無く捨てた時点で、僕はそのものづくりの経過も結果も愛せなくなる気がするのです。愛せるかどうかは非常に直感的かつ私的な観点なので、こうなれば愛せると明確に示せることでは無いのですが、つくった上で、またはつくる過程でそれを愛せないなんて話を想像すると、そこにクリエイティビティがあるはずもないとは思えてしまいます。もちろん愛すればクリエイティビティがあるわけではないのですが、今の世の中には愛されていないものがたくさんあるように感じます。僕はそこに問題を感じていて、アーティストかデザイナーかという比較は、比較すること自体が必要のないことで(もちろん名乗るのは、自分で決めちゃえば良い)、そんなことよりも、クリエイティビティがあるかどうか、愛せるかどうかについて考えていくことの方がもっと大切なことに感じます。


上の話は、クリエイティビティって言葉自体の意味が難しいところですよね・・・。
まあとにかく、作品について、もしくはクリエイティビティについての感想などありましたら、コメントでもメールでも構いませんので、頂けると幸いです。

Website Design Awards

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NH002 'Sky'をはじめてから参加人数を増やしたいと思って、WEBサイトのコンペに空いた時間を使っては応募しているのですが、Website Design Awardというサイトの[EDITION 16, October 2006, No.014]にmorld.jpが選ばれました!

Website Design Awards - Awarding Visionary Web Design

海外の有名なサイトなので、海外からも色が集まってくれることを祈ります。
これで、もっとたくさんの色が集まると良いなぁ。